令和元年度 くすり教育研修会が開催されました
2月9日に日本薬剤師会主催の標記研修会が東京都千代田区永田町の全国町村会館で開催されました。テーマは「学校におけるくすり教育の現状と課題」。全国から学校薬剤師はもちろん、保健体育教諭、保健主事、養護教諭の先生方も参加されました。
その熱気たるや!日薬のホームページ上の事前申し込みは随分早くに「定員に達したので閉めきり」の文字が。そして当日の会場は満席、基調講演も事例報告も参加者の皆さんは食い入るように聞き入り、その後の質疑応答も活発で得るものは多かったと思います。富山市学校薬剤師会の勝島氏が事例報告を行い、パネルディスカションのパネラーとなりました。
富山県学薬会員の先生方、この研修会の内容については後日伝達講習を行います。また、勝島氏の発表原稿は後ほど会員ページにアップします。
入口のサインを見て、よしよし、ここだ、と入ります
研修開始5分前にはもうギッチリ満席です
富山市学校薬剤師会 勝島恭子氏の事例報告
「くすりの町 富山市水橋の取り組み ~富山市水橋中学校での学校保健委員会を振り返って~」
この研修会の目的は
1)学習指導要領の周知・徹底に向けた支援体制整備
・学習指導要領に基づいた中学校・高等学校の保健体育科における医薬品に関する教育並びに特別活動等を活用した保健指導の実施と充実に向けて情報提供を行う。
・保健体育教諭、保健主事、養護教諭等の学校関係者と学校薬剤師等の医薬品の専門家が医薬品の教育に関する相互理解を深め、協調・協力し医薬品教育の実施と充実に向けた連携の在り方について協議を行う。
2)学校保健を巡る最近の話題への対応等
・教育現場の現状と事例等から学び、学校薬剤師の学校保健活動への寄与の在り方について協議する。
・薬物乱用防止(危険ドラッグ含)、ドーピング防止、薬害等の現代的な課題に関する教育への対応について、専門家等から学び、学校保健活動の推進について協議する。
と、文章にすると、とても長いですね。
それはさておき、今回の研修では最近の知見と新しい取り組み、学校薬剤師の行うくすり教育について改めて認識を深められたと思います。
学校薬剤師の先生方、担当校とは『薬の専門家』である特性をもって積極的にかかわっていきましょう。