今年も「お薬・健康フェスタ2023」!
今年の「お薬・健康フェスタ2023」は10月22日に昨年同様に富山市総曲輪にあるオープンスペースであるグランドプラザで開催され、無事に盛会のうちに終了しました。(詳しくは富山県薬剤師会のサイトをご覧ください!)
富山県学校薬剤師会は今年もステージ発表をさせていただきました。お題は『大麻の怖さ しらない姫』とし、寸劇をメインに大麻をはじめとした薬物の乱用を未然に防ぐ『薬物乱用防止教室』です。
『薬物乱用は何が問題なの?』『富山県での事例はあるの?』『医薬品の使用もルールを守らないと乱用になるってホント?』と、穏やかなナレーションでスタートし、そしていよいよ寸劇へ。
あ、姫、そんな危ないものを買ってはいけないのに。。。
毒リンゴを口にしてしまう『白雪(しらゆき)姫(ひめ)』ならぬ、大麻入りクッキーを口にしてしまう『しらない姫』はどうなったのでしょうか?
姫はお約束通り死んでしまうのです。薬物乱用防止指導員も兼ねる王子様の登場でも生き返りません。そこへ良い魔法使いが!
良い魔法使いは姫の時間を戻します。魔法で毒を消すのではありません。ここに注意!時間が戻った姫は大麻入りクッキーを口にする前の姫ですから生きていることになります。
おとぎ話とちょっと違う展開ですが、観客の方々に、『もし薬物乱用に陥っても元に戻ることができるんだ。じゃあ、万一食べちゃってもなんとかなるんだ』などと理解されては困るからです。魔法でしかありえない、つまり現実では大麻を食べても脳の機能は元に戻らないことを伝えたいのです。
大麻に関するニュースが世間を騒がせています。学校薬剤師としては、一度も薬物に触れたことのない子どもたちが、大麻など危険な(脳が変化して元に戻れない危険な)ものに触れないために、薬物乱用防止指導をこのような形でやっていきたい!という、フェスタでのステージでした。