プール検査

プール検査をしない場合

2020年度(令和2年度)はCOVID19拡大防止のためや、授業数確保のためなどでプール授業を取りやめる学校が多いかと思います。

プールが開所されなければプール検査もないわけですが、プール用薬剤(消毒剤、中和剤、除藻剤など)の保管やプール設備についてなど、メンテナンスの指導助言は継続して行いましょう。

プール用薬剤(塩素剤)などについて

プール用の薬品の適正管理は事故防止につながります!

  1. 塩素剤は中和剤、凝集剤、他の掃除用洗剤と一緒に保管しない。整理整頓!
  2. 保管場所は通気をよくしておくこと。
  3. 塩素剤は床に直接置かないこと。
  4. 保管場所に雨が吹き込んだり、湿気を帯びたりしないように配慮すること。
  • 固形塩素剤は強力な酸化物質(発火、爆発の危険性)です。
  • 違う種類の塩素剤の接触で容易に発火爆発 大量の塩素ガス発生の可能性があります。プール消毒用薬剤と、除藻剤(これも塩素剤です)は違う種類の塩素剤です。
  • プールで使用するものは該当しないものの、次亜塩素酸カルシウム、トリクロロイソシアヌル酸は消防法第1種危険物です!

よくある質問

プール開きのためそろそろ準備をしようと思ったプールを見に行ったところ、例年になく張ったままにしていた水が茶色になってしまった、どうすればよいか、と学校側から相談がありました。スーパークロリネーションを行えばよいですか。

A. プール開き前なのであれば、清掃することがまず肝心かと思います。冬の間中入れ替えもせず屋外にあったプールの水をろ過機にかけるとあっという間に壊れてしまうでしょう。清掃を行い、給水してもなお茶色である場合は次に対応を考えよう、とするのがよいと思います。(H29年度)

学校プール水の定期検査を行いました。pHだけが基準外であり(pH4.2)、他の検査項目は全て基準内でした。学校へは検査結果を報告しました。今年度から消毒用薬剤が替わり、薬液注入用の機器も変わったとのことです。中和剤を添加してpHを調整するよう指導しました。その後pHはプールサイドでの測定で6.6まで上がりましたが、今後の対応はどうすればよいでしょうか。

A. プール水のpH基準は「5.8以上8.6以下であること」です。
消毒用の薬剤によってpHが酸性側に傾きやすいものとアルカリ性に
傾きやすいものがあります。
次亜塩素酸カルシウム (スタークロンPT100、ハイクロンTB100等)は
 アルカリに傾き易い
  ・弱アルカリ性(pH9~11)の場合は補給水を増加 
  ・強アルカリ(pH11以上)pH調整剤(酸)で中和、または全換水            
塩素化イソシアヌール酸(ハイライト90GHn、ハイライトエースGプラス、
 ハイライトニューエースTnなど)は酸性に傾きやすい
  ・弱酸性(pH3~5)の場合は補給水を増やす
  ・強酸性(pH3以下)の場合は
     pH調整剤(アルカリ)で中和、または全換水

という対応が基本となります。中和剤(pH調整剤)を添加してpHは基準値範囲内に収まりましたので、今後は補給水を増やし、消毒剤の量を薬剤注入器設置業者と相談しながら調整をしてください。遊離残留塩素濃度とpHの両方をよくチェックして遊泳してください。   (H30年度)