マスク着用の考え方の見直し等について~「新しい生活様式」Ver.9がでました

いよいよ新学期が始まりました。今年は桜が早すぎて、新クラス写真を撮る頃にはもう葉桜となっているでしょうか。

さて、新型コロナウイルス感染症への対応についての文書(学校薬剤師編:その 36)が日薬から届きました。『新しい生活様式Ver.9』についてです。

先の文書は、「卒業式におけるマスクの取扱いに関する基本的な考え方」でした。今号は、新学期を迎えるにあたり、更に一歩進んだ対応と解釈が記載されています。

4月1日以降の新学期におけるマスクの着用の考え方については「学校教育活動の実施に当たっては、マスク着用を求めないことを基本とする」などとされており、これらや、covid19が5類に移行すること等を踏まえてのマニュアル改正です。


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20230401日薬文書ー新型コロナウイルス感染症への対応についての文書(学校薬剤師編:その 36)


今後、マスク着用以外の感染症対策についても見直しが行われるなどとされました。そして、

  • 1.マスク着用の考え方の見直しについて
  • (1)基本的な考え方
  • (2)入学式等の実施に当たっての留意事項
  • 2.効果的な換気の実施について
  • 3.給食等の食事をとる場面における対策について

記載されています。

「新しい生活様式Ver.9」は、既に各学校に周知されています。担当校へ、新年度の挨拶や、検査実施などの打ち合わせに行かれる際には是非このマニュアルについても話題にされると良いでしょう。


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「学校の新しい生活様式(学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル)」 Ver.9


卒業式とマスクについて

立春も過ぎ、寒いながらも少しお日様の力が強くなってきている2月です。そう、卒業式シーズン到来です。

そんな中で、新型コロナウイルス感染症への対応についての文書(学校薬剤師編:その 35)が日薬から届きました。文科省からの通知を踏まえての文書です。

「卒業式におけるマスクの取扱いに関する基本的な考え方」として、「式典全体を通じてマスクを外すことを基本」とし、「参加人数の制限は不要」とされています。


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20230214日薬文書ー新型コロナウイルス感染症への対応についての文書(学校薬剤師編:その 35)


来る4月からのマスクの着用についての考え方も記載されていますよ。ただ、行政が一律にマスク着用を求めず、個人の主体的な選択を尊重する、とされても、3年以上もマスク生活をしてきた日本人にはなかなか難しいところもあります。

公衆衛生の専門家としての薬剤師は種々の論理的な情報と世情を把握し、子ども達が笑顔でステキな時間を過ごす学校空間のための情報提供をお願いしたいと思います。

学校薬剤師の皆さん、通知の内容を一読して学校とコミュニケーションを取るうえでご活用ください。子ども達が巣立つ日を、学校保健を支える一人としてサポートしていきましょう。


令和4年度 2回目の学校薬剤師研修会 のお知らせ【終了しました】

本研修会は終了いたしました。研修会の様子・内容は、まとめて会員専用ページにアップしました。参加できなかった方は是非チェックしてください。なお、当日資料等は会員専用ページにアップされています。




今年度は2回目の学校薬剤師研修会も開催することとなりました。今回もハイブリッド開催です。

テーマは『性被害から子ども達を守るために』です。

検索サイトで『性被害』『性暴力』『性犯罪』などのキーワードを打ち込むと驚くほどたくさんの記事がヒットします。けれどもその事例数はそれ以上にあるものと考えられ、現代の大変な問題であり暗部です。

健やかに心も体も成長していくべき子ども達を、その重大な被害から守るためには、やはり私達大人が学び行動を起こさなくてはなりません。子ども達に自分を守る知識も与えてあげなくてはなりません。知らないふり、見て見ぬふりをしてはいけないことではないでしょうか。

多くの学校薬剤師の方に、そして大人の皆さんに、子ども達を守るためにご参加いただき、考えそして行動を起こしていただければ、と思います。


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20230122学薬研修会(2回目)に関して


日本薬剤師研修センターの認定対象研修会となりました。

日時

2023年1月22日(日) 13:30 ~ 16:00

場所

主会場:ホテルグランテラス富山  ( 富山県富山市桜橋通り2-28 ℡ 076-431-2211㈹)
*河口ビル駐車場をご利用ください。富山県学校薬剤師会会員の方の駐車料金は会より一部補助をいたします。

オンライン参加:パソコンやタブレットなどのデバイスがあり、通信が安定していればどこでも。

プログラム詳細

■情報提供: 13:30~13:45  「慢性腎臓病治療薬の最近の話題」 バイエル薬品株式会社

■特別講演: 13:45~16:00  (仮)「性被害から子ども達を守る」 ~学校薬剤師としてどのように情報を理解し行動するか~

■講  師:    慶應義塾大学SFC研究所上席所員(現群馬県警察本部長) 小笠原 和美 先生 

(警察庁刑事局捜査支援分析管理官、慶応義塾大学総合政策学部教授 等を経て 現職)

■参加定員:     リアル参加        30名    オンライン参加    50名


学校における集団フッ化物洗口について

この度(R5.1.6)、厚労省より「フッ化物洗口マニュアル(2022 年度版)」が発出され、文科省からも各関係に通知がありました。

集団フッ化物洗口を実施する際は、歯科医師、薬剤師等の指導の下、適切な方法で実施し、安全性を確保した上で実施することが必要です。そして、フッ素洗口実施は、う蝕に関する健康格差の縮小につながることが期待されています。

マニュアルには(1)フッ化物の管理、(2)洗口液の調製、(3)洗口の確認・練習、(4)洗口と吐き出しの手順、(5)洗口後の注意 と、実際的な手順はもちろん、実施上の留意事項(保護者に対するインフォームドコンセントなど)も丁寧に記載されています。


担当校で『フッ化物でのうがい』をされている学校薬剤師の先生もいらっしゃることでしょう。ご一読された上で、2022年度版のマニュアルが出ましたね、と、学校側へ情報提供されてください。


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20230113日薬文書ー学校における集団フッ化物洗口について


令和4年度 くすり教育研修会 開催のお知らせ【終了しました】


毎年冬に開催される(公社)日本薬剤師会主催の「くすり教育研修会」、今年はリアル・オンライン同時のハイブリッド開催(ただし、現地参加は学校薬剤師のみ)です。

今回は昨年厚労省か通知を出した学校におけるてんかんの緊急薬使用に関しての講義、小学校でのくすり教育を進める上でのポイント、大麻の問題について、と、どれも学校薬剤師としては情報をブラッシュアップしたい内容になっています。

そしてこれは、学校薬剤師ばかりではなく、保健体育担当の先生、保健の先生、そして校長先生や教頭先生にも受講していただきたい内容です。

参加申し込みは下記のボタンからなさってください。締め切り日は1月27日(予定)です。

日薬 令和4年度くすり教育研修会のご案内

研修会要項の一部抜粋です。

目的


(1) 学習指導要領の周知・徹底に向けた支援体制整備
(2) 学校保健を巡る最近の話題への対応等

研修対象


保健体育教諭、保健主事、養護教諭、学校薬剤師 等

日時


令和5年2月5日(日) 13:30~16:30

受講料


学校薬剤師の方 3,000円
保健体育教諭、保健主事、養護教諭等の方 無料(申し込みは必要です)

開催場所 (*オンライン参加の場合は受信環境が整っていればどこでも)


TKPガーデンシティーPREMIUM神保町 プレミアムガーデン
(東京都千代田区神田錦町3-22 テラススクエア3階)

講師・演題(予定)

基調講演 
「(仮)学校におけるてんかんへの対応」
武田薬品工業 ジャパンメディカルオフィス 古澤 嘉彦氏
講演1
「(仮)大麻をはじめとする薬物乱用防止活動」
日本薬剤師会 学校薬剤師部会 部会長 富永 孝治
講演2
「(仮)小学校における薬の適正使用の啓発」
くすりの適正使用協議会 くすり教育・啓発委員会 副委員長 西野 潤一氏
日本薬剤師会 学校薬剤師部会 幹事 木全 勝彦

学校薬剤師の先生方、この研修会がオンライン参加可で、学校の先生方は参加費が無料であることを担当校へ情報提供されてはどうでしょうか。学校と薬剤師の両者がくすり教育に関して一歩進める良い機会かと思います。

富山県学校薬剤師会の会員の先生で参加希望の方は、会の事務局に参加する旨をお知らせください。参加費3000円は会の方で負担いたします。このページ一番右上の「お問合せ」からメールするか、事務局にご連絡ください。